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ブラカーリ

ホテルからずーっと坂を下ること10分。途中、ヤギにじーっと睨まれつつ到着。中に入るととてもいい雰囲気。豪華すぎずにでも華やかさと清潔感があっておいしいものがでてきそうな感じです。メニューはどれもトスカーナの伝統を踏まえた料理をもっと洗練させてあるような感じです。この組み合わせはオットリーナもやってるなあ、デザートもオットリーナがつくってるなあ、というものがありました。ちなみになぜこのお店を選んだかというとこのお店はトスカーナの伝統的なものを基本にしてることを本で読んだからです。この1年間、オットリーナが作る料理をいっしょに作り食べてきて、これらをぐっと引き揚げた料理ってどんな感じになるのかとても興味がありました。
まづは一口前菜。干したらの小さなコロッケ、小さなトマトとモッツァレラの小さなフォカッチャ。パスタ生地を小さく筒状に揚げそのなかに鳥レバーのパテを入れてピスタキオをまぶしたもの、チンタセネーゼ豚の生ハムのちいさなパニーノ。アンティパストはウサギの背肉に松の実を巻き込んでオーブンで焼いたものと海老を焼いたもの、赤、黄ピーマンの2種類のソース。この組み合わせはぼくも大好き。食べて驚いたのはウサギの肉と海老の食感、温度がいっしょになることで口の中でとてもよくなじむこと。一皿にいろんな食材が入ってるけどすべてがいいバランス。プリモピアットはほうれん草のラビオリで子豚を使ったソース。
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子豚といえどもコックリとした滑らかなソース、それに合わせるために詰め物のほうれん草はしっかり水をきってあり、しかも繋ぎはたぶんほんの少ししか入ってない感じ。だからほうれん草だっ!です。小さく切ったリンゴ、そしてコーヒーの香りを加えることで特別な雰囲気になります。セコンドピアットは鶏の腿、胸をそれぞれ低温で長時間火入れすることで中はジューシーそとはカリッとして2つのコントラストがとても美味しさを倍増させます。ちなみに、ここでシェフが出てきてくれていろんなお話をしてくれました。
by slowfoodist2010 | 2010-09-18 08:00